―「値段」でも「有名さ」でも選ばない理由―
ドラッグストアやネットを見ると、
本当にたくさんのビタミンCサプリがあります。
■安価なもの
■高配合をうたうもの
■天然・持続型・高吸収タイプ…
「結局、どれがいいんだろう?」
そう感じるのは当然です。
▶実はビタミンCは「種類」で体感が変わる
ビタミンCサプリは、主に次の3つのタイプがあります。
・合成アスコルビン酸
・持続型・緩衝型
・天然(ホールフード)型
違いを知っておくと「何となく選ぶ」から卒業できます。
① 合成アスコルビン酸
いちばん一般的なタイプ
◆特徴
・化学的に合成されたビタミンC
・含有量が多く、価格は安め
・即効性を感じる人もいる
◇向いている人
・短期間だけ補いたい
・コスパ重視
・胃腸が強い
▲気をつけたい点
・高用量だと胃がムカつくことがある
※ビタミンCは水溶性で、
一度に多く摂ると胃が刺激されやすい性質があります。
特に
・空腹時
・胃腸が弱い人
・1回に1,000mg以上をまとめて摂る場合
は、ムカつきや不快感が出ることがあります
⇒「効かせたい」より「補う」目的向き
② 持続型・緩衝型
◆特徴
一般的なビタミンCは、
摂取後すぐに血中濃度が上がり、数時間で排出されます。
【持続型】は、
体内で少しずつ放出される設計のため、
血中濃度がなだらかに保たれやすいのが特徴
◇向いている人
・こまめに飲めない人
・1日1〜2回で済ませたい人
【緩衝型】は、刺激を抑えた改良タイプ
胃への刺激をやわらげる工夫がされたビタミンCのこと。
・吸収スピードをゆるやかに設計
・胃への刺激を軽減しやすい
・合成がベースのものが多い
◇向いている人
酸性が強すぎないため、
・胃が弱い人
・ビタミンCで胃が不快になった経験がある
※持続型や緩衝型は、
製造工程や原料に工夫が必要なため、
価格はやや高めになる傾向があります。
その分、
・胃への負担が少ない
・体内での利用効率が安定しやすい
ため、
体調管理として長く続けたい人に選ばれています。
▲気をつけたい点
・加工工程が多い場合がある
・価格がやや高め
⇒「安定して続けたい」人向き
※「緩衝=やさしく調整されている」
③ 天然(ホールフード)型
食品として考えるタイプ
天然(ホールフード)由来のビタミンCには、ビタミンCそのものだけでなく、
ポリフェノールなどの植物由来成分が
自然な形で含まれている場合があります。
これらは必ずしも成分表示に記載されるわけではなく個別には記載されないこともあります。
※もともと食品の一部だから
◆特徴
・果実や植物由来
・ビタミンC以外の栄養も含む
・吸収が穏やかで体になじみやすい
◇向いている人
・毎日の体調を底支えしたい
・ナチュロパシー的な考え方が合う
・年齢による変化を感じている
▲気をつけたい点
・含有量は控えめなことが多い
・価格はやや高め
⇒「整える」「消耗を防ぐ」目的向き
どれが正解?答えはひとつではありません
絶対に正しい形はありません。
短期サポートなら合成
安定重視なら持続型
日常ケアなら天然型
その時の状況、コストなど
大切なのは、
今の自分の状態と目的に合っているか。
ナチュロパシー視点での考え方
ナチュロパシーでは、
「強く効かせる」よりも
「体の流れに沿って支える」ことを大切にします。
そのため、
日常的に続けるビタミンCは
天然(ホールフード)型が選ばれやすいのです。
ビタミンCは
「たくさん入れるもの」ではなく、
「毎日、邪魔せずに支えてくれるもの」
要注意なのは「含有量だけで選ぶ」こと
「1,000mg配合!」
こうした表記は一見魅力的ですが、
・一度に吸収できる量には限界がある
・急激な吸収は負担になりやすい
という特徴があります。
結果として、
「飲んでいるのに変化がない」
「胃がムカムカする」
と感じる方も。
選ぶときに見てほしい3つの視点
① 吸収が穏やかか?
急激に血中濃度が上がるタイプより、
緩やかに使われる設計の方が体にはやさしい。
② 他の栄養と一緒か?
ビタミンCは単独より、
植物由来成分やフラボノイドと一緒の方が
体内で協調しやすいと考えられています。
③ 続けられるか?
味・刺激・価格。
続かなければ意味がありません。
「効かせる」より「なじませる」
私が若いときは、体にいいものならば有効成分が多いものをたくさん摂ればいいと単純に思っていました。
でも今は、大切なのは、
体を変えようとすることではなく、
体の流れにそっと沿うようなものがベストだと考えています。
次回は、
「天然型と合成は何が違うのか?」
よくある誤解を整理していきたいと思います。
